プピーユの家族である古酒
10/31に到着し、およそ3ヶ月間寝かせておいた古酒を開けました。
グレートヴィンテージ(★★★★)の1975年とグットヴィンテージ(★★★)1976年があるのですが、今回は1976年をレポートしたいと思います♪
左から
シャトー・プピーユ2001
プピーユ2001
プピーユ・アティピック2002
シャトー・カルディナル・ヴィルモリヌ1975
シャトー・カルディナル・ヴィルモリヌ1976
シャトー・カルディナル・ヴィルモリヌ
ワイン界の最高権威[マスター・オブ・ワイン]の地位につくD.ペッパーコーン氏は、このワインが生産された1976年を、70年、75年や82年とともに上出来の年としてとりあげています。彼はこのような長期熟成タイプのワインに対して「腰が強く、タンニンが多く、かすかに苦味を帯び、熟成に時間がかかる。」とコメントしています。
以前にも紹介しましたが、僕の大好きなプピーユの造り手であるフィリップ・カリーユ氏が手がけたこのワインは、いわば、プピーユの父のような存在。
フィリップ・カリーユ氏の所有する畑は、世界遺産にも指定されている街『サンテミリオン』のすぐ東の石灰台地にあり、地下には広々としたセラーももっています。
サンテミリオンには、多くの秀逸ワインを造り出すシャトーが点在しており、代表的なものといえば、南に「シャトー・オーゾンヌ」(第1特別級Aコート地区)、西に「クロ・フルテ」(第1特別級Bコート地区)etc...。
その中でも、東にあるシャトー・カルディナル・ヴィルモリヌは格付け的には代表的ではないものの、あの時価数万円するシャトーペトリュスとブラインドテイスティングで最後まで争った実績を持つプピーユを排出した優れたシャトーです。
テイスティング
澄みきったガーネット色が古酒であることを感じさせてくれます。
まず、イチゴやブラックベリー、さくらんぼの優しい香りが広がり、今まで感じたことのなかったピーマンがその後に押し寄せてきます。おそらくカベルネ系のセパージュが入っていると思われ、ムスクのような香りがメルローを感じさせてくれます。
マッシュルーム・トリュフなどのキノコ類やチョコレートの香りが熟成されたワインということを連想させてくれており、奥にある焼きトーストやコーヒーのような焦げの香りが絶妙な余韻を残してくれます。
タンニンが程よく酸味も控えめ、まさに熟成されたワインに相応しいバランスのとれた味わいです。
今まで飲んだワインの中で最も古いヴィンテージのワインだったのですが、一口飲んでそのパワーを感じました。
ヴィンテージワインは弱々しいというイメージが一気に覆っちゃった><
澱がガラスのようにキラキラ透明に光る結晶になっていて、空になったボトルの中で輝いていて綺麗でした。
もう売切れてしまったようですが、もう一本買っておきたかったです・・・
しかも、僕が買った時より価格が上がってるんです><
やっぱりプピーユの父だけあって只者ではなかった♪
次に納品されることがあったら1ケース買う予定なので、見つけた人は教えてください(笑)
次回はグレートヴィンテージの1975年を開けたいと思います^^
夕飯です♪
今日はワイン中心だったので、料理はちょこっと^^
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